東大、120億光年に最遠方の超新星残骸を発見
東京大学、京都産業大学、国立天文台、東京理科大学の
研究者からなるグループは、ハワイのすばる8.2m望遠鏡と
高感度な近赤外線高分散分光装置IRCSを用いて、
119億光年に存在する重力レンズクエーサーの像A,Bの
赤外スペクトルを分離して取得することに世界で初めて成功し、
その結果、118.5億年先に存在するガス雲の吸収線を検出し、
詳細な特徴からそれがIa型超新星の残骸であることを明らかにしたと
発表した。
これまで発見されている最遠のIa型超新星は約93億光年先の
ものだったが、今回の発見はこの記録を大幅に更新するものだという。
重力レンズ効果によって約400倍に拡大された超新星残骸を、
吸収線といういわば"影"によって見るという斬新な方法をとったことで
このような検出が初めて可能となった。
Ia型超新星は宇宙における元素合成、物質循環の基礎となる
重要な現象で、同研究は、約120億年前という宇宙が誕生して
間もない時代においてすでにIa型超新星が起きていることを
世界で初めて観測的に明らかにしたものであり、人類の周りに存在する
多くの元素の起源を探るうえで、重要な成果となった。
参考リンク
http: //www.u-tokyo.ac.jp/index_j.html
2012年07月25日
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