企業の機密情報、5割が外部に流出
株式会社シマンテックは、「企業が保有する情報に関する調査
(State of Information Survey)」のグローバル調査の結果と、
日本の回答企業の意識に関する結果を発表した。
この調査は、調査会社ReRez社により、2012年2月から3月に
世界36か国で行われ、従業員数5人から5,000人以上の企業
4,506社の意思決定者が対象。
このうち日本企業は200社で、日本の回答者の85%が
経営幹部レベルおよび上級管理職で、その他はIT担当者。
昨年、日本の回答企業の39%で人為的ミス、ハードウェア障害、
セキュリティ違反、デバイスの紛失や盗難といったさまざまな
理由によって、何らかの情報損失が発生している(世界は69%)。
さらに、50%が機密情報を企業の外部に流出し(世界は69%)、
14%で情報関連のコンプライアンス違反が発生しているという(世界は31%)。
また、企業が格納している情報の重複も課題になっており、
日本の回答企業では平均43%(世界で42%)のデータが重複している。
さらにストレージの利用率も低く、データセンターやバックアップ、
アーカイブ、デスクトップPCのようなファイアウォールの内側にある
ストレージの利用率が30%(世界で31%)、パブリッククラウドや
スマートフォン、ノートPC、タブレットなどのファイアウォールの
外側にあるストレージの利用率は16%(世界で18%)となっており、
爆発的に増大する情報は、構造化されておらず、アクセスが困難で、
多くの場合、重複しているという。
回答企業は、このような情報保護の非効率性によって
必要以上のコストを費やしていると認識しており、
日本企業の17%、世界の回答企業の30%が、情報の無秩序な広がりが
大きな課題であるという認識を持っているという結果となった。
参考リンク
http://www.symantec.com/ja/jp/
2012年07月23日
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