スポーツブーム続くも、販売店は苦戦
株式会社帝国データバンクは、スポーツ用品関連企業の
経営実態調査を実施し、結果を発表した。
ロンドンオリンピックが7月27日に開幕、サッカーワールドカップの
アジア予選など、スポーツ界が活気付くなか、折からの健康ブームで
マラソン・ランニングに人気が集まっているが、総務省発表の
「家計調査(平成23年報)」(二人以上の世帯)によると、
2011年の家計の運動用具類への平均支出額は1万4513円と
2年連続で減少し、10年前(2002年)の1万7490円と比べ約17%減。
国民全体のスポーツ・健康志向は高まる傾向にあるものの、
人口減少や景気低迷からか、市場には大きく反映されていないという。
2011年決算時点の売上規模を参考に、スポーツ用品小売業者2970社を
分析したところ、「年商10億円以上」の大手が増収基調にあるのに対し、
業者の97.3%を占める「年商1億円未満」と「1億円以上10億円未満」の
小規模店は、10年連続で売上が減少。
家計においてスポーツ用品への支出抑制が続くなか、
数少ないパイの大半が大手業者に流れ、業界の大半を占める
地域の小規模・零細商店は低迷の一途をたどっているという。
また、大手の小売業者についても、増収が続いている背景には、
各社が海外に進出したことが大きな要因となっているという。
参考リンク
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p120604.html
2012年06月27日
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