口腔ケア用器具で患者窒息死
厚生労働省は、歯科治療などの口腔ケアの際に使用する
プラスチック器具が破断して患者の体内に入り、
窒息死するという事故が発生していたことを公表した。
当該器具は、平成19年から平成24年4月までの間に、
株式会社オーラルケアが製造し、歯科医院や障がい者支援施設、
介護保険施設において、口腔内のブラッシングなどの際に
患者の開口を保持するとともに、作業者の手指を守る目的で
使用されているプラスチック製の保護具「ゆびガード」。
事故が発生したのは平成24年4月11日。
口腔ケア作業中にゆびガードの一部が破断して
患者の口腔から体内に入り、医師がレントゲン、CT、
内視鏡を用いて探したが発見できなかった。
患者は一旦施設に戻ったが、その後容態が急変。
病院に搬送されたが、咽頭部に浮腫を生じて窒息死した。
当該製品では、同様の破断事故がこれまでに四件発生したが、
いずれも破断した断片を取り除き、人的被害は
発生していなかったという。
同省では、当該製品について、ひび割れなど
外観上の異変がないかどうか、使用前に確認するよう呼びかけている。
参考リンク
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/dl/120515-1.pdf
2012年06月12日
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