北海道・南富良野町、22歳まで医療費無料に 人口減抑制狙う
南富良野町は8月から、子どもの医療費助成の対象を大学・専門学校生まで広げる。進学のために親元を離れ、町外に出た学生も対象にする。子育て支援を拡充し、人口減を抑える。全国でも「18歳を超えて対象にする例は把握していない」(厚生労働省)という。
町は2011年度予算案に「すこやか子ども医療費助成制度」として700万円を盛り込んだ。親の住民票が町内にあれば、乳幼児から町外の学校に通う子どもまで、その子が22歳になった年度末まで医療費を全額助成する。就学中の子どもが対象で、親の所得による制限はない。従来は小学生までの一部助成で所得制限付き、年間予算は200万円の事業だった。従来制度が7月に終了後、新制度に移行する。
町は新制度の対象が約490人、うち大学・専門学校生が約60人いるとみている。「全国的にも注目される子育て支援」(町役場)を推進することで子育て世代の定住・移住を促したい考えだ。
2011年03月09日 日本経済新聞
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