「悩みを聞いてほしい」サクラサイト勧誘の手口

国民生活センターは、携帯電話のメールやSNSサイト内で、

「悩みを聞いてほしい」「費用は口座に振り込む」「ポイントは換金できる」

などと誘い、別のサイトのURLに誘導して有料のメール交換をさせる

「サクラサイト商法」について、注意を呼びかけている。

“サクラサイト”とは、サイト業者に雇われた“サクラ”が

異性、芸能人、社長、弁護士、占い師などのキャラクターになりすまし、

消費者のさまざまな気持ちを利用してサイトに誘導し、

メール交換等の有料サービスを利用させ、その度に支払いを続けさせる

サイトで、同センターには、このような“サクラサイト”で

お金を支払ってしまったという相談が数多く寄せられているという。

きっかけは、主にメールアドレスに直接届く広告メールやSNSに

書き込まれるのメッセージだが、中には、内職、副業を紹介するサイト、

懸賞サイトなどに登録した際に誘導メールが届く場合もあるという。

具体的な事例としては、「無料SNSサイトで、好きなタレントのページに

リンクをはって利用していた。すると、そのタレントから直接メッセージが

届き、「事務所に内緒なので、別サイトでやりとりしたい」と

別のサイトに誘導された。メール交換のためのポイント購入で

260万円支払った」というケースや、

「高収入の人と連絡先を交換できるというメールが届き、サイトに登録した。

すると、「800万円を援助する」というメールが届いた。

援助を受けるための手続きとして、数千円を振り込んだが、

その後、数十万円の請求をされるようになり、3日間で約180万円を

振り込んでしまったが、収入は得られなかった」というケースもあったという。

参考リンク

http://www.kokusen.go.jp/info/data/2012_sakuracamp.html

2012年05月23日