NTTコム、ブルネイの通信インフラ整備

ＮＴＴコミュニケーションズと、ブルネイ政府および同国通信事業者が

出資し、同国から海外への通信インフラの構築と運営を担う

Brunei International Gateway（ブルネイ・インターナショナル・ゲートウェイ

（BIG））は、2012年5月19日、ブルネイでの国際インターネット接続提供で

協力することに合意したと発表した。

現在、ブルネイ国内およびマレーシア東部など周辺地域のISP

（インターネットサービスプロバイダ）は、

国際インターネット接続サービス利用のために

近隣諸国のISPと接続しており、これが同地域における

インターネットサービス品質やコスト競争力の向上を妨げる

一因となっていたという。

BIGは、こうした接続環境を改善し、インターネットやICT環境の

向上を図るため、同国初となるグローバル事業者との

国際インターネット接続ゲートウェイの設立を進めており、

今回、そのパートナーとしてNTT Comが選ばれたという。

提携により、BIGが国際インターネット接続ゲートウェイを

ブルネイ国内や周辺地域のISPへ提供し、NTT Comが

ゲートウェイから接続する国際インターネット接続サービスを

BIGへ提供することが可能となり、現地ISPは、

ゲートウェイを通してNTT Comが提供するグローバルネットワークに

直接接続することができるようになるという。

これにより、遅延が少なく安定したインターネット接続環境がもたらされ、

ICT環境の向上が期待されている。

参考リンク

http://www.ntt.com/

2012年05月21日