裁判員制度、開始から3周年
裁判員法施行から3年が経過した5月21日、日本弁護士連合会は、
会長名で談話を発表した。
これまでに公表された裁判員経験者のアンケート結果や、
裁判員経験者の記者会見で、「裁判員として裁判に参加したことが
良い経験であった」との感想が多く述べられていることや、
裁判員裁判事件において言い渡された無罪判決の中には、
市民の常識によって有罪とすることに疑問を呈されたと
窺われるものがあることについて、同会では、
「裁判員は積極的に審理及び評議に参加して
職務を果たしているものと考えられる」との見解を示した。
さらに、裁判員制度が契機となり、公判審理における
直接主義・口頭主義の実質化、当事者主義の重視、
保釈の運用改善等、一定の変化が生じつつあるとして、
「裁判員制度は、これまで我が国の刑事司法が抱えてきた
様々な問題を改めようとする契機になっている」とコメントした。
だが一方で、被告人の防御権の保障を十全なものとするためには、
公判前整理手続における証拠開示規定の改正や、
公訴事実等に争いのある事件において公判手続を二分する規定の
新設等も必要であるとして、制度改革及、運用改善の実施を促すと
コメントしている。
参考リンク
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120521.html
2012年05月21日
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