日本のPC利用者 4割が違法コピーソフト使用経験あり
ビジネス ソフトウェア アライアンス(本部:米国ワシントンDC)は、
世界のソフトウェアの違法コピーによる損害状況をまとめた
「BSA世界ソフトウェア違法コピー調査2011」を発表した。
同調査は、世界各国のソフトウェアの違法コピー率と、
それによる損害額を毎年公表しているもので、全世界のPC市場の
82%を占める、33か国15,000人のコンピュータユーザーに対して行われた。
ソフトを違法コピーして利用するかどうかの問いに対しては、
日本では「いつも」「ほぼいつも」と回答した人は少なかったものの、
「ときどき」、「まれに」、という回答を含めると、
日本のコンピュータ利用者のうち違法コピーソフトを取得した利用者が
39%という結果となった。
また、今年で9回目となる違法コピー番付の「違法コピー率部門」は、
日本は昨年から順位を2つ下げ世界第3位の21%だった。
これは、利用者がインストールしたプログラムの5つにひとつが
ライセンス違反であったことを示すもので、
経済的損失は18.75億USドル(約1,500億円 )にのぼるという。
ちなみに、「違法コピー率部門」第1位はアメリカ、
第2位はルクセンブルクだった。
また、同調査により、世界的な傾向として、ソフトウェアの違法コピーを
頻繁に行っているのは、主に若年層の男性であることが分かった。
この現状に対し、インターナショナルデーターコーポレイション(IDC)
アジア太平洋地域コンサルティング・オペレーションズ
バイスプレジデントのビクター・リム氏は、
「企業内におけるソフトウェアのライセンス違反は、依然として最大の
違法コピーの要因。これらは企業内のIT部門やエコシステムに止まらず、
当該地域の市場競争にも悪影響を及ぼす」とコメントしている。
参考リンク
http://www.bsa.or.jp/GlobalSoftwarePiracyStudy.html
2012年05月15日
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