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「安愚楽牧場に隠し財産」被害者ウソ勧誘で二次被害

独立行政法人国民生活センターは、2011年12月に東京地裁で

破産手続き開始が決定している株式会社安愚楽牧場に関連して、

同社の債権者などに対し、「同社の隠し財産が見つかった」と

嘘の情報を流して手数料を要求するなどの行為を行っている

業者の存在を公表した。

多数の債権者が二次被害に遭っているとみられており、

被害者からの相談件数も、2012年2月から急増しているという。

同社契約者の女性が400万円を騙し取られたケースでは、

「安愚楽牧場に隠し財産があることがわかったので、

被害額を 70％返金する。手数料として30％差し引く」と

Ａ社という会社から電話があり、その後Ｂ社という会社の

代行会社を名乗るＣ社から、Ｂ社の金採掘権の勧誘電話があったという。

女性が購入代金として400万円を支払った後、三社と連絡が

取れなくなり、資料に記載されているＡ社の所在地に行ったところ、

Ａ社は存在していなかったという。

「被害回復」をかたる勧誘については、消費生活センターや

国民生活センター、消費者庁等の公的機関を装いまたは

委託を受けたとかたり、勧誘をしてくるケースもあるいい、

同センターでは注意を呼び掛けている。

なお、安愚楽牧場については、裁判所や破産管財人による

債権者集会が2012年5月30日に予定されている。

参考リンク

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20120502_1.pdf

2012年05月07日