ホームレスの月収、平均0.4万円
厚生労働省は、平成24年1月に全国で実施したホームレスの
実態に関する調査について、結果を発表した。
この調査は、ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法
(平成14年法律第105号)及びホームレスの自立の支援等に関する
基本方針(平成15年7月厚生労働省・国土交通省告示第1号)
の見直しを検討するにあたって、政策評価等の実施に必要なデータを
得ることを目的として実施された。
調査対象は、東京都23区・政令指定都市(仙台市を除く)及び
平成23年1月調査(概数調査)において50名以上の
ホームレス数の報告のあった市における、
ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法第2条に規定する
「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所として
日常生活を営んでいる者」約1300人。
調査の結果、性別では、男性が95.5%、女性が4.5%で、
圧倒的に男性の割合が多く、年齢別では、60~64歳が25.7%で
最も多いことが分かった。全体の平均年齢は、59.3歳だった。
路上での生活については、生活する場所が決まっている人の割合は
53.2%。生活場所として、最も多かったのは「河川」で29%、
続いて「公園」28.2%、「道路」15.9%という結果となった。
また、仕事をしている人の割合は60.4%で、仕事内容については、
「廃品回収」が77.7%で最も多かった。
仕事による月収は、「1万円未満」が最も多く、94%。
仕事をしている人の平均月収は0.4万円だった。
今後の生活については、「アパートに住み、就職して自活したい」
との答えが26.3%で最も多かったが、
現在就職活動をしている人の割合は13.7%と、低い数値となった。
調査対象者数が最も多かった自治体は東京23区で、349人。
二位は大阪市の329人だった。
参考リンク
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000029ag9.html
2012年05月02日
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