デルタ航空子会社、米ペンシルベニア州の製油所を買収
デルタ航空の完全子会社、モンロー・エナジーLLC
(Monroe Energy LLC)は、米国ペンシルベニア州南部トレイナーの
製油所を、石油会社のフィリップス66から買収することで合意したと
発表した。
また、同社では、取引の一環として、BP社およびフィリップス66と、
マーケティングおよび調達に関する戦略提携を結ぶという。
今回の買収内容には、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港、
ラガーディア空港など、米国北東部のデルタ航空の運航拠点への
ジェット燃料の供給用配送ネットワークに繋がるパイプラインや
輸送設備も含まれる。
トレイナー製油所は、ペンシルベニア州フィラデルフィア市内から
10マイル(約16キロ)南西に位置するトレイナーのデラウェア川に面し、
原油精製能力は一日あたり18万5,000バレル。
主に軽油や低硫黄原油(low-sulfur crude oil)を生産している。
製油所の買収にあたり、ペンシルベニア州から提供される
3,000万米ドルの雇用創出およびインフラ整備助成金を差し引いた
同社の投資金額は、1億5,000万米ドル。
加えて、1億米ドルを投じ、既存設備をジェット燃料の生産に適するよう
改修する。
同製油所での生産量と、ガソリン、ディーゼル、その他の石油精製品を
ジェット燃料に交換するという複数年契約をあわせると、
デルタ航空の米国内で必要なジェット燃料の8割をまかなうことが
できるという。
同社では、2012年度上半期中に買収を完了させる見込みで、
ジェット燃料の生産は第3四半期に開始する予定。
また、ジェット燃料生産増のための工場インフラの改修作業は、
第3四半期末までに完了する予定であるという。
これにより、2012年度の燃料コストは、1億米ドル以上の削減を
見込んでいる。
参考リンク
http://www.delta.com
2012年05月01日
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