東京都、厚木基地の夜間連続離着陸訓練に「NO!」
東京都は、米空母ジョージ・ワシントン艦載機による
夜間連続離着陸訓練(NLP)について、防衛省から
「硫黄島で実施予定の訓練が天候等の事情により実施できない場合は、
平成24年5月8日から12日までの5日間、厚木基地を使用して実施する」
とした通告を受けた事に対し、「極めて遺憾である」として、昼夜を問わず、
厚木基地における空母艦載機による離着陸訓練を実施しないよう、
外務大臣、防衛大臣、在日米軍司令官などに対して要請を行った。
防衛省から通告があったのは、平成24年4月23日で、その内容は、
(1) 硫黄島における夜間連続離着陸訓練の代替訓練
ア 硫黄島における訓練期間 平成24年5月2日(水曜)~5月13日(日曜)
イ 硫黄島における天候等の事情により所要の訓練が実施できない場合の代替訓練
(ア) 期間 平成24年5月8日(火曜)~5月12日(土曜)
(イ) 時間 18時00分~22時00分
(2) ただし、上記の日時は、天候や航空機の整備の問題から変更される可能性がある。
というもの。
これに対して、東京都では、「町田市など厚木基地周辺の住民は、
日頃から昼夜を分かたぬ航空機騒音に悩まされるとともに、
事故への不安も抱えている」と指摘。
実際に、平成12年9月及び平成19年5月にはジェット機を含むNLPが
厚木基地で行われ、深夜まで激しい騒音が生じたという。
NLP(Night Landing Practice)は、米軍が米軍機の洋上の空母への
着艦にあたって、陸上の滑走路を空母の甲板に見立て、
機体のタイヤが地面に触れるとすぐに離陸を行う
「タッチ・アンド・ゴー」を繰り返し行うなどの内容で夜間に行われる訓練。
NLPの実施予定は、防衛省から地元自治体に対して、
一週間程前に通知されることが通例となっているという。
参考リンク
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/04/20m4o300.htm
2012年04月26日
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