電子レンジで発火事故多発 重傷も
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、
電子レンジ及び電子レンジとの組み合わせで使用される製品の
事故の防止について、注意喚起を行った。
NITE製品安全センターに通知された製品事故情報のうち、
電子レンジ及び電子レンジとの組み合わせで使用される製品の事故は、
事故発生日でみると平成18年度から平成22年度の5年間に706件。
被害の状況は、重傷事故が16件、軽傷事故が57件、
拡大被害は107件だった。1室以上の火災は、12件だった。
電子レンジが関係する事故706件のうち、製品に起因すると考えられる
事故及び調査中の事故を除く423件について、
事故発生状況を現象別に分析すると、「庫内に汚れが付着したまま加熱、
炭化し発火」、「 ほ乳びん用消毒バッグで乳首を付けたまま消毒、
ほ乳びん内圧が上昇し破裂」「食品を過加熱、炭化し、発煙・発火」、
「基板上に異物が付着してショートし、発煙・発火または誤作動」
といった事故が多く発生していることが分かった。
電子レンジの事故での重傷者7人のうち5人は、
治療に30日以上を要するやけどを負っている。
一方、31人の軽傷者のうち15人はやけどを負ったものだった。
具体的な事例では、電気オーブンレンジに冷凍パンを入れて、
温めボタンを押したところ、本体前面下方から発火。
事故原因は、被害者が本体と扉の間に付着した食品カスを
清掃しなかったため、電子レンジ機能を使った加熱調理時に食品カスに
マイクロ波が集中。炭化して火花が発生し、発火したものと推定される。
なお、取扱説明書には、「こまめに手入れをしないと火花等の
原因となる。」旨、記載があったという。
同団体では、消費者に対して、製品に起因する事故については、
社告・リコールの対策がとられているものもあるとして、
確認を呼びかけている。
参考リンク
http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs120419set.pdf
2012年04月26日
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