コンゴ 国境なき医師団施設に武装強盗
国境なき医師団(MSF)は、医療援助活動を行っている
コンゴ民主共和国の東部で4月4日、同団体の宿舎に
武装した強盗が侵入したと発表した。
現地ではここ数日間、援助活動を脅かす事件が相次いで起きており、
MSFでは、患者やスタッフを標的とした一連の威嚇行動に強く抗議した。
武装強盗は制服姿の男たちで、南キブ州バラカにある宿舎に侵入した。
食糧、金銭、携帯電話といったものが、主に軍事目的で奪われたという。
負傷者はいなかったものの、MSFは今後、
各国から派遣されている外国人スタッフの数を減らす予定。
MSFでは、現地で病院1施設と複数の診療所を支援している。
現地ではここ数日間、患者やMSFスタッフの安全を脅かす事件が
起きており、今回の事件もその1つ。
同じく4月4日には拉致事件も発生しており、被害者は事件直後に
解放された。
コンゴで活動するMSFのチームは、2011年11月以降で合計15件以上の
暴力行為の被害を受けているという。
MSFはコンゴ民主共和国の東部で、緊急性が高い医療を提供している。
MSFの活動責任者であるカトリエン・コッペンスは
「医療活動を続けるためには、医療人道援助に携わるスタッフの
安全と保護が尊重されなければなりません」と指摘している。
参考リンク
http://www.msf.or.jp/news/2012/04/5486.php
2012年04月13日
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