売上高の2次産業比率、滋賀が全国トップ 民間調べ
企業の売上高構成で滋賀県の2次産業比率は全国トップ――。帝国データバンク滋賀支店が発表した産業構造分析で、もの作り県・滋賀の特徴が改めて浮かび上がった。同社が企業データベース(全国135万社、県内1万2900社)の企業売上高をもとに初めて分析した。
業種別では製造が38.1%を占めた。建設と合わせた2次産業は49.7%。もの作り県として知られる静岡(2位)、長野(3位)、愛知(4位)を上回った。
滋賀県で製造に次いで比重が高いのは小売りの18.0%。続いてサービスの14.0%、建設の11.6%の順で卸売りが11.3%と続く。全国平均より製造と小売り、建設の比率が高かった。
製造業企業の単体売上高(2010年11月時点の最新決算期)は日本電気硝子(3021億円)がトップで、2位のルネサス関西セミコンダクタ(859億円)以下に差を付けた。両社をはじめ上位20社中19社を大企業やその生産子会社が占める。独自資本は18位の近江鍛工(大津市、168億円)1社だった。
滋賀県は県内総生産に占める2次産業の比率でも全国最多の46.7%(06年度)を占め、工業県として知られている。
2011年03月03日 日本経済新聞
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