結婚式補助金…でも離婚防止で3年後にも支給
福井県大野市は2日、市内の業者を利用して結婚式を挙げた市内在住のカップルに、式や披露宴の費用の2割を補助する「ハッピーブライダル応援事業」を、2011年度に始めると発表した。
若者の晩婚化対策や、定住促進を狙った県内初の取り組みという。結婚から間もない時期の「スピード離婚」などを防ぐため、補助額の4割は式の3年後に支払う仕組みにした。
1組あたりの補助額は最大で50万円。市に領収書を提出して、まず補助額の6割を受け取る。式から3年以内に離婚した場合、残りの4割は支給されない。市は新年度一般会計当初予算案に事業費180万円を計上し、4月1日に開始する予定だ。結婚時の祝い金制度を導入している自治体はあるが、式などの費用を直接補助するのは、全国でも珍しいとみられる。
経済的な理由で結婚をためらう若者の背中を後押しするだけでなく、市内の業者利用による地域活性化も狙い。市児童福祉課は「経済情勢が不安定な中、金銭支援を魅力的に感じてもらえるはず。市内で同世代の挙式を見る機会が増えることで、結婚に夢や魅力を感じてほしい」としている。
2011年03月03日 読売新聞
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