北海道内法人、10年度黒字申告は過去最低水準 国税局まとめ
札幌国税局が10日まとめた2010年度の法人税の申告状況によると、黒字申告した道内法人の割合は26.9%となった。前年度と同率で、比較可能な1968年度以降で過去最低の水準となった。申告税額は1538億円と前年度比3.5%減った。長引く景気停滞で「多くの企業の業績が低迷している」(同局)ためだ。
悪質な不正が想定される法人に対し、4906件の実地調査を実施し、追徴課税は49億6100万円となった。不正申告1件当たりの不正脱漏所得金額が最も大きな業種は「医薬品小売」だった。
同日発表した源泉所得税額は前年度比0.5%減の2791億2300万円と6年連続で減少した。同局は「給与総額や預金利息の減少が響いた」としている。
2011年11月10日 日本経済新聞
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