虚偽の債務証明を公証役場に提出 容疑の経営者ら3人逮捕
実際より損害を多く見せかけた虚偽の債務証明書を公証役場に提出したとして、東京地検特捜部は10日、飲食店経営会社役員、長瀬敏夫容疑者(53)=東京都港区=ら3人を公正証書原本不実記載・同行使の疑いで逮捕した。
ほかに逮捕したのは、同社の担当税理士、小倉浩司(51)=埼玉県川口市=と、同社元従業員、渡部浮佐子(42)=同県和光市=の両容疑者。
逮捕容疑は、2007年5月末、渡部容疑者が同社に対し負っていた債務は1億数千万円だったにもかかわらず、4億8500万円と偽った虚偽の「債務承認契約公正証書」を作成し、東京都港区の公証役場に提出した疑い。債務を水増しすることで、同社の法人所得を少なく申告する狙いがあったとみられる。
2011年11月10日 日本経済新聞
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