10月の円高関連倒産、集計開始後最多の15件 帝国データ
民間調査会社の帝国データバンクが9日発表した「円高関連倒産」の動向調査によると、外国為替市場での円高を原因とする10月の倒産件数は前年同月比8件増の15件となり、集計を始めた2008年1月以降で最多になった。1~10月の累計では59件で、10年(58件)を既に上回った。
原因別の内訳は「受注減少」が10件で最も多かった。このほか「デリバティブ損失」が3件、「輸出不振」と「その他為替差損」がそれぞれ1件ずつだった。
大企業による生産拠点の海外移転で受注が落ち込み、倒産に追い込まれるケースが中小製造業を中心に増えている。帝国データは年度末にかけて「円高倒産は引き続き高水準で推移する可能性が高い」と指摘している。
2011年11月09日 日本経済新聞
最適な税理士が見つかる!
T-SHIEN税理士マッチング
依頼したい税理士業務と希望金額を入力し、匿名で全国の税理士事務所から見積を集めることができるシステムです。送られてきた見積の中から、最適な税理士を選ぶことができます。