ポロ、コカ・コーラ…ブランド名の歴史を解説 辞典出版
「ポロ・ラルフローレン」「コカ・コーラ」といった欧米の商品ブランドについて、歴史や名前の由来などを詳しく解説した「英和ブランド名辞典」(研究社)を、山田政美・島根大名誉教授(74)が出版した。山田名誉教授は「内容の正確さには自信がある。このような辞典は米国にもなく、英語に翻訳しても通用する」と話す。
米国英語が専門の山田名誉教授は、1990年に前身の「英和商品名辞典」を出版、海外で中国語版が出るほど好評を得た。約20年が経過したことから、教え子の田中芳文・島根県立大教授(50)と協力し、収録語を大幅に入れ替えて新たな辞典を完成させた。
「マクドナルド」など日本でも広く知られたものに加え、自動で部屋を動き回る人気の円盤形ロボット掃除機「ルンバ(Roomba)」や、東京電力福島第1原発事故後に需要が急増した放射線量測定器「ラドアイ(RadEye)」など新たに生まれた商品を盛り込んだ。
「インターネットで新しいブランドの情報が得やすくなった一方、大量の情報の真偽を見極めるのに苦労した」と山田名誉教授。約6500語を収録、3360円。
2011年11月09日 日本経済新聞
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