中国5県の企業倒産6カ月連続増 10月は37件
東京商工リサーチ広島支社が7日まとめた中国5県の10月の企業倒産集計(負債額1000万円以上)によると、倒産件数は37件と前年同月と比べ4件増えた。前年同月を上回るのは6カ月連続。国や自治体による公共工事の発注額が減少し、建設業の経営環境が悪化している。
業種別の倒産件数は建設業が4件増の12件、小売業が1件増の4件だった。建設業は受注不振による運転資金の不足で倒産する例が目立った。一方、製造業は4件減の4件にとどまった。
負債総額は11%増の49億4200万円。負債額10億円以上の大型倒産は大田ショッピングセンター(島根県大田市)の1件だった。
円高やタイの洪水によるサプライチェーン(供給網)の寸断の影響で、同支社は「年末に向けて倒産件数が増える可能性が高い」とみている。
帝国データバンク広島支店のまとめ(任意整理を除く)では倒産件数が前年同月比16件増の41件、負債総額は90%増の51億5500万円だった。
2011年11月08日 日本経済新聞
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