企業向けサービス価格、9月は0.1%下落 マイナス幅縮小
日銀が26日発表した9月の企業向けサービス価格指数(2005年=100)は96.3となり、前年同月に比べ0.1%下落した。前年比でマイナスとなるのは36カ月連続。ただ、マイナス幅は縮小傾向にあり、2008年9月(プラス0.9%)以来の小さい水準となった。
企業向けサービス価格指数は輸送や広告、情報通信など企業間で取引するサービスの価格動向を示す。
今月は「多くの分野で価格のプラス幅が拡大もしくはマイナス幅が縮小した」(調査統計局)という。特にマイナス幅の縮小に寄与したのはテレビ向け広告費。住宅や小売り、自動車関連の広告が伸びた。このほか高速道路の無料化終了の影響で有料道路の価格が上昇。外航貨物輸送で不定期船のスポット価格が上がった。
企業向けサービス価格の先行きについては、復興需要の本格化に伴う値上がりと円高や海外経済の不透明感を背景にした値下がりの両方の要因があるという。
2011年10月26日 日本経済新聞
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