「金」譲渡で61億申告漏れ 国税庁
個人に対する今年6月までの1年間(平成22事務年度)の税務調査で、金やプラチナなどの地金譲渡に関し計962件、総額約61億円の申告漏れがあったことが20日、国税庁のまとめで分かった。このうち500万円以上の申告漏れは321件で、21事務年度(131件)と比べ約2・5倍に増加。同庁では近年の金価格の高騰が背景にあるとみて、今後も積極調査を行うとしている。
地金譲渡の1件あたりの申告漏れ所得額の平均は約630万円で、一般的に土地や建物が大半を占める譲渡所得の申告漏れ平均(約643万円)と同水準だった。具体的なケースでは、不動産賃貸業の男性がプラチナ地金の譲渡益約1100万円を申告から除外、重加算税を含め約140万円を追徴課税された例などがあった。
2011年10月20日 産経ニュース
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