日銀地域報告、全9地域の景気判断(一覧表)
日銀は20日、10月の地域経済報告(さくらリポート)を発表した。全国9地域のうち5地域が景気判断を上方修正し、4地域が据え置いた。
各地域の総括判断は以下の通り。(カッコ内は前回7月の判断。↑は判断を上方修正した地域、→は据え置きを表す)
▽北海道【↑】一部に厳しさがみられるものの、全体としては持ち直してきている
(震災に伴う下押し圧力が残存しているものの、一部に持ち直しの動きがみられている)
▽東北【↑】震災関連特需による押し上げ効果もあって、被災地以外の地域では震災前を上回る水準にまで復してきているほか、被災地の一部でも経済活動再開の動きがみられるなど、全体として回復している
(震災により大幅に悪化したが、社会インフラや生産・営業用設備の復旧が進捗しており、地域差はあるものの、経済活動面の正常化に向けた動きが着実に広がっている)
▽北陸【→】一部に厳しさもみられるが、全体としては持ち直しの動きが続いている
(一部に厳しさもみられるが、全体としては持ち直してきている)
▽関東甲信越【↑】地域間、業種間のばらつきを伴いつつも、着実に持ち直してきている
(厳しい状況が続いているが、供給面の制約が和らぎ、家計や企業のマインドも改善しつつあるもとで、地域間、業種間のばらつきを伴いつつも、持ち直しの動きがみられている)
▽東海【↑】持ち直している
(なお厳しい状況にあるが、持ち直しつつあるとみられる)
▽近畿【→】緩やかな回復基調にあるが、海外経済減速などの影響が一部にみられ始めている
(緩やかな回復基調にあるが、震災の影響が生産面などにみられている)
▽中国【→】震災による供給面の制約が解消する中で、持ち直している
(震災による生産活動への下押し圧力が薄れてきていることなどから、持ち直してきている)
▽四国【→】一部に弱めの動きがみられるものの、全体としては持ち直し基調にある
(持ち直し基調にある。この間、震災後にみられた下押し圧力は和らいでいる)
▽九州・沖縄【↑】個人消費や生産の一部で弱めの動きがみられるものの、全体としては、持ち直しの動きを続けている
(震災の影響による下押し圧力が弱まってきており、震災直後に比べて持ち直しつつある)
2011年10月20日 日本経済新聞
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