味の素、M&Aに最大5千億円投入 エジプトなど海外進出も加速
味の素は25日、平成23年度から25年度までの3カ年の中期経営計画を発表した。調味料と先端バイオ、飼料用アミノ酸の3事業を軸とし、新たにアフリカ、中近東、南アジアに進出する。4000億~5000億円規模を投入し、M&A(企業の合併・買収)も積極化する。また、原材料価格の高止まりを想定し、コスト削減を進める。
海外展開では、23年度中にアフリカのコートジボワールに包装工場と販売拠点を新設するほか、エジプトとトルコにも進出する。インドでは新技術を活用した低価格の粉末メニューを投入し、即席麺の新工場を設立する。25年度の海外売上高は、北南米や東南アジアなど進出済みの国で500億円増の2100億円、新たに進出する国で300億円を計画。海外売上高比率は50%超を目指す。
M&Aでは、今年夏までに戦略を立案する社長直轄の専門部署を新設する。
会見した伊藤雅俊社長は「原材料費は今後もう少し上がっていくだろうが、家庭用の値上げまでは時間がまだある」と述べ、コスト削減を急ぐ考えを強調した。
2011年02月25日 産経ニュース
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