山梨県内の倒産件数8%減 4~9月、民間調べ
東京商工リサーチ甲府支店は3日、2011年度上期(4~9月)の山梨県内の倒産状況(負債額1000万円以上)を発表した。件数は21件と前年同期に比べ8%減った。負債総額は73億8000万円で同83%増だったが、平成に入った1989年度以降でみると6番目に低い水準。国や県の金融支援策が奏功したとしている。
業種別では建設が最も多く7件となり、小売り(4件)、製造(3件)が続く。製造は前年同期には最も多い7件だったが、輸出関連を中心に業績回復し大幅に件数を減らした。負債総額は負債5億円以上の倒産が前年同期の3件から2件に減った。金属部品プレス加工業者の大型倒産(負債31億円)が1件発生した。
9月の倒産は3件。同支店は「中小・零細企業は円高の進行で大手からコストダウン圧力が強まっている。東日本大震災を受け、国の予算が復興支援にシフトし、山梨の公共工事予算の削減懸念もある」とし、先行きは予断を許さないと分析している。
2011年10月04日 日本経済新聞
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