大企業全産業の設備投資、3.0%増 2011年度計画
日銀が3日発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)によると、2011年度の設備投資計画は大企業全産業が前年度比3.0%増となり、前回6月調査(4.2%増)から下方修正された。前回調査と比較した修正率はマイナス1.2%。外国為替市場では円高基調が続いているうえ、内需の先行きに不透明感が強く、企業が国内での設備投資に慎重になっている姿が浮き彫りになった。
大企業のうち、製造業は10.1%増、非製造業は0.6%減をそれぞれ計画している。中小企業は製造業が3.7%増、非製造業が29.0%減。全規模全産業ベースでは0.2%増と前回調査(0.0%の横ばい)からやや上方修正された。
11年度の大企業全産業の収益計画は経常利益が4.3%減る。前回6月調査時点では3.4%減と見ていたが、一段の悪化が進む。売上高は3.1%増と前回調査(2.5%増)を上回る見込みだ。
2011年10月03日 日本経済新聞
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