5千万円脱税容疑、金属加工業者を告発 東京国税局
仕入れ先に架空の請求書を発行させて経費を水増しし、法人税約5千万円を脱税したとして、東京国税局が金属加工業「三橋鉄工場」(東京・江戸川)と三橋具典社長(46)を法人税法違反容疑で告発したことが29日、分かった。
関係者によると、三橋社長は隠した所得を海外渡航時に現金で持ち出し、現地の金融機関の本人名義の口座にプールしていた。同社は既に修正申告したという。
同社は仕入れ先に発行させた架空の請求書を使って経費を過大計上する手口で、2010年1月期までの3年間に法人所得約1億7千万円を隠し、法人税約5千万円を脱税した疑いが持たれている。
民間信用調査会社によると、同社は1922年創業で、11年1月期の売上高は10億円。
2011年09月29日 日本経済新聞

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