国内製造業の約4万社が消滅、2002年以降で 帝国データバンク調査
調査会社の帝国データバンクは9月15日、国内製造業の実態調査結果を発表した。2002年以降で約4万社が破産などにより消滅していることが明らかになった。
同調査は、帝国データバンクの企業概要データベース「COSMOS2」(140万社収録)を基に2000年1~12月期と2010年1~12月期における国内製造業全体の売上高合計を集計し、その増減について分析を行った。破産、特別清算、休廃業・解散の各件数を集計した「消滅企業」の年別推移を見ると、毎年4000社前後の製造業が消滅しており、集計可能な2002年以降の累計で3万9872社に達する。
年別の売上高を見ると、2010年は339兆5862億円で、2000年に比べて3.9%減、減少額は13兆8482億円に上る。主に電子計算機等製造(35.2%減)や金型・同部品等製造(21.4%減)の割合が大きい。
年商規模別に見ると、2000年に比べて10億円未満の企業は22.8%減少した一方で、1000億円以上の企業は5.3%増加し、企業規模の大小で結果が明確に分かれた。
2011年09月15日 ITメディア
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