街のにぎわい再び、岩手・釜石で仮設商店街オープン
東日本大震災で被災した岩手県釜石市天神町地区の仮設商店街で16日、オープンを記念する式典が開かれた。「にぎわいを取り戻してほしい」。入居する15店舗に、住民らの期待は大きい。
式典には市職員や店主ら約30人が参加。野田武則市長は「仮設住宅に入居した人の利便性を高める上で役割は大きい」と期待の言葉を述べた。
商店街は大きな打撃を受けた市中心部近くの高台で、約140世帯が住む仮設住宅の用地内に建設。2階建てのプレハブ2棟に中華料理店や美容院などが入居している。仮設住宅と同じく、家賃は必要なく、光熱費や共益費だけを負担する。
敷地内の仮設住宅に住む鈴子則明さん(77)は「車が津波で流されたので、商店街で自転車を買った。歩いて来られるので便利だが、野菜や魚を売る店もほしい」と注文を付けた。
市によると、経済産業省が所管する独立行政法人「中小企業基盤整備機構」の制度を活用した商店街としては、県内で初めて完成した。宮城、福島両県では同様の仮設商店街が既に営業を始めている。
2011年09月16日 日本経済新聞
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