京極夏彦、電子書籍の売上を紙の修復に寄付
作家の京極夏彦氏は、デビュー作「姑獲鳥(うぶめ)の夏」
をはじめとする電子書籍、「電子百鬼夜行シリーズ」
(3月16日配信開始・14作品以下続・講談社)の配信収入の一部を、
公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団に寄付し、
東日本大震災の被災地の文化財レスキュー事業の活動資金とすることを
発表した。
寄付金収入は「京極ファンド」として、なかでも緊急を要する「古文書」
を中心とした紙の文化財の修復・保存に使われる予定だという。
被災地のうち、岩手県陸前高田市には、仙台藩の統治下にあった頃の
支配機構の模様を詳細に記録した「吉田家文書」が残されているが、
水損した古文書を修復するには、たいへんな手間と費用がかかるという。
今回のプロジェクトに関して京極氏は、「現在の生が過去の生の
積み重ねの上に乗っているということも、忘れてはいけないと考えます。
未来を創るため、現在を生きるため、過去を、文化を承け継いで
いくことは、決して無駄なことではないと考えます。そうしたことの、
ささやかな一助になればと考える次第です(一部中略)」
とコメントしている。
ファンドでは、一般からの寄付も銀行振込、郵便振替で受け付けている。
参考リンク
http://www.bunkazai.or.jp/
2012年04月05日
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