税理士に依頼しようと思うのですが、「年末調整」の費用もプラスされるのですか？ そもそも「年末調整」ってなんですか？

まず、「年末調整」のことですが、

「年末調整」とは給与所得者に対して会社（事業所等）が支払った

1年間（の給与・賃金及び源泉徴収した所得税について、

年末に再計算し所得税の過不足を調整することです。


ちなみに「源泉徴収」とは、

会社（事業所等）が給与を従業員に支払う際に、税金（所得税）を計算して、

給与から税金額をあらかじめ差し引くことをいいます。


では、税理士に何を依頼する「年末調整」とは、

給与総額が確定する年末に、納めなければいけない

所得税額を計算（調整）してもらう業務を依頼することです。


それでは、なぜ計算が必要なのでしょうか。


通常、毎月、毎日の給与の支払の際に所定の「源泉徴収税額表」に沿って

所得税の源泉徴収をします。


しかし１年経ってみると、

源泉徴収をした税額の１年間の合計額は、給与の支払を受ける人の年

間の給与総額について納めなければならない税額（年税額）と一致しません。


この一致しない理由は、その人によって異なりますが、

その主な理由としては、下記になります。


　　　１．源泉徴収税額表は、年間を通して毎月の給与の額に

　　　　　変動がないものとして作られているが、

　　　　　実際は年の中途で給与の額に変動がある。


　　　２．年の中途で扶養親族等に異動があっても、

　　　　　その異動後の支払分から修正するだけで、

　　　　　さかのぼって各月の源泉徴収税額を修正することとされていない


　　　３．配偶者特別控除や生命保険料、地震保険料の控除などは、

　　　　　年末調整の際に控除することとされている


　このような不一致を精算するため、「年末調整」をしなければいけません。


ですから、従業員がいらっしゃる場合は、

作業コストを考えても税理士に依頼することがおススメです。


しかし、申告の代行も税理士によって料金に差がありますので注意が必要です。


「匿名見積ツール」を活用して、

年末調整を依頼した場合の料金を比較してみましょう。


複数の税理士から回答と見積をもらえます。

参考にしてみてはいかがでしょうか。

2011年09月13日