経営者の息子や娘など(配偶者や娘婿も含まれます)、血縁関係のある者に会社を継がせます。
同族経営が多い中小企業においては最も多い承継のパターンです。
しかし最近では、ビジネスや起業の多様化によって、若い世代が家業の後継ぎに関心を持たなくなったことや、少子化の影響、慢性的な不景気などもあって、親族承継がうまくいかないケースも増えているようです。
事業承継の基盤づくり
【ポイント】
- 経営方針の確認、把握等、後継者との意思疎通は十分か?
- 従業員や顧客、取引先等、社内外からの理解や協力は得られているか?
- 会社組織の整備が、世代交代を見据えた上で行われているか?
後継者の育成
【ポイント】
- 時間をかけて計画的に教育する体制が取られているか?
- 社内だけでなく、社外においても必要な経験値を積ませることを意識しているか?
財産の引き継ぎ
【ポイント】
- 遺言書の作成は済ませているか?
- 生前贈与において、節税につなげるための計画が立てられているか?
- 税務や法務の専門知識が備わっているか?
- 専門家(税理士、公認会計士等)に相談できる窓口を持っているか?